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「どさんこ党」宣言 ― いま、北の大地を立て直す
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| わたしの決意 |
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本日、私は、北海道の牽引車となるべく、新たな決意を表明するとともに、ここにいたる私の想いと決意の一端を申し上げます。
本年10 月末頃より、数多くの道民の皆さんから、北海道のトップリーダーをめざせとのご要請を繰り返しいただいてまいりました。
私自身としては、国政における自らの役割があるうえ、果たして、北海道のために、いったい何ができるだろうかとの想いで、
この声を真摯に受けとめ、さまざまな角度から検討し、熟慮してきました。
そして、この間、道内各地の多くの方々からのご意見をいただきました。それらのご意見をお伺いしまして、私が改めて感じたことは、
北海道はいま、大変な転換の時を迎えており、多くの道民の皆さんが「このままではいけない」との、
共通の想いを持っているということでありました。
正直なところ、この広い北海道の、地域がどれほど疲弊し、傷んでいるか、それは私の想像を超えるものがあり、私自身、
「このままにしてはいけない」との強い想いに駆られたのです。
こうした現状を知るにつれ、北海道に生まれ、北海道に育った、生粋の道産子として、道民の皆さんとともに、この難題に立ち向かい、
克服していく道を真剣に考え、来春の北海道のトップリーダーをめざすことを決意いたしました。
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| トップリーダーの使命と役割 −道政に臨む3つの政治姿勢− |
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私は、次の3つの姿勢をもって臨み、その政策の実現に責任を果たしたいと思っています。
これは、北海道知事に求められる条件であり、道民にお示しする私の政治姿勢そのものであります。
(1) 私は、何よりも先ず、道民と共に悩み、共に考え、共に行動するリーダーでありたいと考えます。
問題の克服に向け、道民の皆さんとの対話を重視します。
(2) どのような困難にも眼を背けることなく、道民の暮らしを守るためにすべてを尽くして、
道民にとって血の通ったあたたかい道政の確立につとめます。
(3) 道民のエネルギーを結集し、「どさんこ魂」を奮い立たたせ、東京の基準ではなく、
北海道と道民の暮らしに見合った改革を推し進めます。
トップリーダーとは一体何でありましょうか。私は、今回、さまざまな方々からお話を伺う中で、
「トップリーダーとは何か、使命とは何なのか」ということについて深く考えさせられました。
そもそも北海道のトップリーダーは、道民の皆さんから直接選ばれます。
常に道民の側にあり、道民の皆さんと共に考え、共に行動することが求められます。
それこそが、本分なのです。とりわけ、地域が疲弊し困難に直面している今こそ、こうした流れを食い止め、北海道を立て直すために、
何よりもまず、地域に暮らす人々と想いを共にできるのでなければなりません。
そして、道と市町村は互いに協力するパートナーです。地域に問題があれば共に行動し、道民の暮らしを支えていく仕事があります。
夕張の再建問題のような場合においても、道民との対話を基本に、そこに暮らす道民と共に行動し、問題解決に向け、
市町村と一体となって取り組む姿勢が最も重要であると考えます。
何よりも、強いリーダーシップが必要です。道民の声を一つにまとめあげ、地域の暮らしを守るため、
時には国とも戦う姿勢が求められるのだと思います。
私一人ではなく、この姿勢を道職員と共有し、厳しい財政状況の中にあっても、気概と責任を持って進むことが重要です。
いかなる難題にも立ち向かうことのできる頼りになる道庁へと改革していきます。
私は、そうしたトップリーダーとして、北海道と道民の暮らしのために、私の持てる力のすべてを尽くす覚悟です。
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| 道民の皆様への私の訴え |
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私は、札幌に近い当別町に生まれました。
私の父は、苦学の末、高校の教員となり、自らの理想を実践するため、幼稚園と高校を創設しました。
さらに高等教育を充実しようと奔走する中、病に倒れ、志半ばでこの世を去りました。
12 歳だった私を頭に三人の子どもを抱えた母は、父が残した負債を背負いながらも、女手一つで学校に上げてくれました。
若くして亡くなった父が残した言葉があります。
「どんなことでもあきらめてはダメだ。人を信じることが大切だ。それが教育者の姿というものだ」
父には、「信じる力」がありました。
この度の挑戦は、私の人生の中でも、最も困難な挑戦になると覚悟しています。
しかし、疲弊する地域、立ち往生する道内各地の姿を、このまま見ているわけにはいかないのです。
何よりも私は、私が生まれ、育った、この北の大地・北海道が大好きです。
そして、私には、どんなに困難なときにあっても、道民の力を信じる気持ちがあります。
私は、<どさんこ>の底力を信じています。その力を地域のエネルギーに変えて前に進みたいとの想いがあります。
共に信じて、この北海道を未来に向けて、大きく創り上げていこうではありませんか。
私・荒井聡は、道民の皆さんと心を一つにして、まい進していく決意です。
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2006年12月26日
荒井さとし
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