2015/6/29 恩師を偲ぶ会

谷中の全生庵にて恩師・四元義隆先生を偲ぶ会を行いました。
 

 
元さきがけ代表・細川政権の官房長官を務めた武村正義先生の呼びかけで、 かつて四元先生とともに座禅や書道の会をともにしたメンバーが集まり、 今年で12回目となる御法要とその後の献杯を行いました。
現職の政治家では、私と古川元久さんが四元先生の最後の弟子です。
 

 
「狂人走不狂人走」
狂人走れば、不狂人走る。
江戸時代の僧、清巌宗渭を引いて、四元先生が繰り返し話された言葉です。
 

 
一人の熱狂的なリーダーがいれば、世界はそれによって動かされていくという 意味です。人類史上、「狂人走不狂人走」の不幸な歴史も多くあるが、 古代の哲人政治のように、一人の賢人が多くの人々を指導して社会・時代もあると いうこと、政治がもたらす影響の大きさを改めて噛みしめた偲ぶ会となりました。
 

 
解釈改憲で集団的自衛権行使を認めることは、人類が長年の血の犠牲のもとに 勝ち取ってきた民主主義や法治主義を自ら放棄することです。 「民主主義に勝る制度はない」 「最も大切なことは、一人のリーダー出よと云うことである」という師の教えを 強く抱いて、「無私」の心で政治の道を歩み続けます。


2015/6/26 日ロ友好議員連盟・ロシア極東に関する特別チーム会合

 超党派の日ロ友好議連の中に設置した、「ロシア極東に関する特別チーム」の 第二回会合が開催されました。
 昨年の設立総会開催直後に衆議院総選挙が行われた経緯があり、今回、仕切り直して 再始動となりました。
 
「日本とロシア極東・東シベリア地域との互恵的な協力強化の促進」へ向けた活動方針や 役員体制の承認後、最近のロシア情勢と日露関係、極東における日ロ経済関係について ヒアリング。
 
 ロシア極東地域は、サハリン州など9つの構成主体からなりとても親日的と言われています。 石油、天然ガス、石炭などのエネルギーから木材や水産まで資源供給基地として有名で、 シベリア鉄道やバム鉄道が通り、東西を結ぶ重要な物流拠点であります。 しかし、最過疎地域で人口減少も著しく荒れたままのインフラが残るなど、 これまでは極東にとって不遇の20年と言われてきました。
 

 
 一方、近年、特にプーチン大統領も極東開発に注力し、かつ、現地日本企業のビジネス環境や 新規参入企業の受入体制も大きく改善されつつあると言われています。 このように、今後ますます日本と極東との政治・経済両面の交流促進が期待される中、 本特別チームも連携強化へ向けて活動していきます。
 
私も世話人の一人を務めており、今夏のハバロフスク渡航計画や、今後の双方向の活発な 議員交流実現に向けて、精力的に動いて参ります。
 
※活動方針等(PDF


2015/6/19 超党派 日本スリランカ友好議員連盟の朝食会

 訪日中のサマラウィーラ・スリランカ外務大臣との意見交換会へ出席しました。
 

 
私が35年前に在スリランカ日本国大使館に出向していた当時、皇太子・美智子妃 殿下がスリランカを訪問されました。美智子妃殿下の人気がとても高く、その年 に生まれたスリランカの子どもの多くに「ミチコ」と名付けられた思い出をお伝えしました。
 

 
また、当時、政府開発援助(ODA)担当だった私の仕事として、友好病院を贈呈することとなり、 日本の最大の支援国であった中国と同等の1001床の病院を贈呈した話を披露いたしました。


2015/6/14 初夏の風物詩YOSAKOIソーラン祭り

 すっかり札幌の初夏の風物詩となった 第24回YOSAKOIソーラン祭りが開催されました。 午前中は私の地元の中でもお膝元である、豊平区平岸会場でのテープカット式典に 参加してきました。
 
今では知る人も 少なくなりましたが、私はこの祭りの誕生に深く関わっております。 まだ政治家になる以前、農水省から横路道政の知事室長として出向勤務していた折、 当時、北大生だった自民党の長谷川岳氏が「ふるさとを元気にする祭りを造りたい」 と相談に訪れたのがきっかけです。
 

 
 さてコンペティション部門の結果ですが、見事、我らが地元『平岸天神』チームが ファイナルにて優勝を勝ち取りました。元気を与えてくれたYOSAKOIのみなさんと共に、 地域づくりに励んでいきたいと思います。感動をありがとうございます。
 

 
 午後からはJR総連第30回定期大会に出席し、北海道の交通ネットワーク網を守る 皆さんに対して、私が国交委員会でJR九州上場にかかるに法案質疑をした際の内容や 集団的自衛権で揺れる日本の平和と安全についてお話しさせていただきました。
 

 


2015/6/13 民主党北海道第29回臨時大会ならびに3区総支部銭函懇親会

 本日は地元札幌にて民主党北海道第29回臨時大会に出席しました。
昨年末の衆議院選挙および先の統一地方自治体選挙の総括と反省や、 今後の民主党北海道の活動方針などについて活発な議論が取り交わされました。
 

 
 午後からは、毎年恒例となった小樽銭函の漁師中村さんの番屋にて 私の3区総支部内の地方議員の皆様を交えて、統一選の慰労会を開催しました。
 

 
日本海を一望できる絶景のテラスで、目の前の海からあがったばかりの 新鮮な魚介類をに舌鼓を打ちながら、今後の北海道議会や札幌市議会をリード していくであろう皆さんと地域づくりなど多岐にわたるテーマについて 大いに語らいました。


2015/6/11 国交委員会議事録(5月15日質疑分)〜JR九州上場にかかる改正JR会社法案〜

 去る5月15日に、国交委員会で質疑を行った際の議事録が、 この度、正式公開されましたのでご報告します。
 
質疑の詳細については、こちらよりご覧ください。
■荒井質疑分議事録(PDF
 

 
〇法案の概要は、以下のとおりです。
「旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を 改正する法律案」について、30分間の法案質疑に立ちました。
 
 本法案は、政府所有のJR九州の株式を売却し、完全民営化するため の法案です。国鉄民営化後、大都市圏を抱えるJR東日本、JR東海、 JR西日本の本州3社は、鉄道事業本体の黒字に加えた駅ビル経営等の 関連事業の好収益に支えられて早々と完全民営化を遂げています。
 
 比して、地方の赤字路線を多く抱え込んだまま経営安定化基金の 運用益に財政基盤の一部を依存するかたちで民営化した、JR北海道 やJR四国、JR九州のいわゆる「3島」会社は、少子高齢化や過疎化の 進行に伴い、本業である鉄道事業においては大変厳しい経営構造を 余儀なくされてきた経緯があります。
 
 この度のJR九州上場にかかるJR会社法改正案は、JR各社の早期完全 民営化を定めた昭和60年の閣議決定を背景として、JR九州が新幹線の 全区間開通や豪華クルーズトレイン「ななつ星」、関連事業の好調に 支えられ、上場可能な経営状況であるという国土交通大臣の判断に基 づき、本国会に提出・審議されたものです。
 

 
【質疑のポイント】
・JR九州は、クルーズトレイン七つ星や駅ビル不動産事業などの関連  事業が好調であり、平成26年度の連結決算は経常利益225億円です。  大胆な決断と大変なご努力があったと思う。
 
・他方で、本来業務である鉄道事業は140億円の赤字を計上。  完全民営化会社の経営原則は、赤字部門削減による採算性確保を  原理原則とする。
 
・東急電鉄や、JR九州と経営規模の近い京王電鉄などの民鉄の収益構造  と比較しても、営業利益に占める鉄道事業の利益は35%前後となって  おり、本来業務である鉄道事業が赤字となっている民鉄は存在しない。   脆弱性を抱えたままの上場に不安はないか。
 
・今後の人口動態を勘案しても、鉄道としての特性を発揮できない不採  算路線が増加する可能性大。しかし、路線廃止に関する法規定は、  1年前の届け出制であるにも関わらず、社会的責任や地元の合意が得ら  れないなどの理由で廃止に時間を要したり、困難であるのが現実。
 
・今回の民営化を契機に、完全民営化会社における不採算路線の在り方  について、抜本的な見直しが必要不可欠であると指摘。  民主党政権時代に着手した交通政策基本法では、人口減少時代を迎える  にあたり、バスやBRT、ライトレールなどの相互交通を駆使して、地域  の特性を生かした交通ネットワークの維持を提言。
 
・太田国土交通大臣からは、多様な公共交通システムを採用すると同時に、  持続可能な交通ネットワークの形成が重要であるとの認識が示された。
 
・今回のJR九州民営化が、私の地元のJR北海道おいても民営化に向け  た更なる業績改善の契機となるよう期待を申し上げる。
 
(なお、本法案は衆院通過後、6月3日の参院本会議にて可決成立)


2015/6/7 民主党北海道第3区総支部定期大会&学習会、懇親会会

 地元札幌で、私が代表を務めている民主党北海道第3区総支部の 第18回定期大会を開催しました。
 

 
 冒頭行われた統一地方選挙の総括では、佐藤のりゆき知事候補は 惜敗したものの、上田後継の秋元札幌市長の初当選に加えて、 3区内の地方議員はいずれも現職が全員再選を果たすことができ、、 札幌市議会においては3区選出の恩村市議が党要職を拝命すること となりました。
 

 
 また新たな役員体制として、3区総支部の会長代行には、広田道議、 幹事長には梶谷道議、選対委員長に松山道議を選出。 市民からも数名、党組織運営に参加して頂く体制を承認し、今後の 活動方針を確認しました。
 

 
 総会後は、私が講師となって、現在の国政の動きに関する勉強会 を開催しました。国会でも連日審議中の「集団的自衛権」や「安全 保障問題の中身と問題点」など、右傾化する安倍政権の本質について 取り上げました。 その後は懇親会を開き、出席者のみなさんとの親睦を深めました。


2015/5/25 北海道地域エネルギー研究会

 本日は私が相談役を務めております、北海道地域エネルギー研究会の 総会・研修会に出席しました。
 東京での仕事があり上京したため、研修会には出席できませんでしたが、 研修会では、札幌市より市長政策室政策企画部推進担当係長の久保田研介氏 を講師にお招きし、札幌市のエネルギー政策についてお聞きしました。
 私からは、北海道の地域性・優位性を活かした地熱・太陽光・風力など 再生可能エネルギー推進とそのための系統整備、そして蓄電池技術開発と 両輪での脱原発社会に向けた現実的な道筋をどう描くかについてお話を しました。
 

 
 同時に、現在は有効利用に至っていない下水熱、工場排熱などの持続的・ 安定的な排熱利用のポテンシャルは甚大です。
 それらを北国ならではの融雪や暖房の補助熱源に活用する省エネのライ フスタイル、地域循環社会モデルについて提言致しました。


2015/5/26 ドローン飛行規制法に対する菅官房長官への申し入れ

 小型無人飛行機(ドローン)等の飛行の規制等に関して、民主党 ネクスト国土交通大臣として菅官房長官へ申し入れを行いました。  今朝の民主党内閣・国土交通合同会議において、小型の無人飛行機 (ドローン)を2段階で規制す与党議員立法について審議しました。    
 

 
 本事案の緊急性に鑑み立法措置の必要性に合意いたしましたが、 本議員立法については不十分な点が多いことも指摘せざるを得ません。 政府が検討を進めている閣法に反映されるよう、真摯な検討と対応を 求めました。
 

 
 余談ですが、衆議院本会議が始める直前の時間帯に菅長官に面会 したため、院内の官房長官室を訪れました。この部屋に報道カメラが入ったのは、憲政史上初めてとの事です。
 
■要請のポイント
 ・ドローン以外にも危険を及ぼし得るモーターパラグライダー等の物体の飛行についても検討を行うこと。
 ・科学的知見を十分に踏まえた対象飛行物体の指定
 ・所有者の私権を著しく損なわないよう、飛行禁止を求める際のガイドラインを明確にすること。
 ・飛行制限区域の設定に関する十分な検討と周知広報を行うこと。
 
<参考>申し入れ文書ならびに法案概要ペーパー(PDF


2015/5/22〜24 豊平区・清田区の連合後援会総会など地元活動

・22(金)藤棚を観る会
 私の地元、札幌市豊平区平岸の天神山緑地には樹齢150年以上の 藤棚があります。今年も満開の藤の花の下、地元平岸の歴史に ついて大いに語り合いました。
 

 
 ご近所の方も散歩の途中で立ち寄る程すばらしい藤棚です。 地域の名所名木として、今後もずっと守っていきたいと思います。  見頃は1週間〜10日位のようですので、観に行かれる方はお早めに!
 
・23(土)清田区連合後援会など
 

 
 5月は各種総会が多い月です。本日は全道庁退職者白石支部、 私の清田区連合後援会の総会、全道庁退職者豊平支部の総会に 出席致しました。
 

 
・24(日)豊平区連合後援会総会
 私の豊平区連合後援会総会で、恒例となっている定山渓温泉に ほど近い豊平峡温泉に行ってまいりました。名物のカレーを食べて、 雄大な露天風呂に入り、その後は和気藹々と交流を深めました。
 

 
 それぞの総会・集会において、国政報告をするとともに、 まもなく審議入りする安保法制問題について、「平和や外交面など 日本の国のかたちを歪めるこの法案を絶対に通すわけにはいかない! 市民の皆さんとともに運動をして訴えていかなければいけない!」 と強く呼びかけました。
 また、荒井さとし後援会各区(豊平・白石・清田)の総会が終え、 新ポスター制作にあたり皆様から様々な意見をいただきました。 ご意見をもとに練り上げ、完成の暁にはまたご報告します。


2015/5/16〜17 総支部常任幹事会、後援会総会など地元活動

 16日は、朝から私が代表を務める北海道第3区総支部常任幹事会を 行いし、来月17日に開催する2015年定期大会に向けた打ち合わせや、 来月末に締め切りの党員サポーター獲得運動の目標達成のため、 地方議員の皆さんとも力を合わせて頑張ることなどを確認。 その後、荒井事務所OB会に出席。
 

 
午後には北海道鉄道OB会白石支部の総会・懇親会に出席し、 先般、民主党の国土交通部門会議で、青函トンネル発煙事故現場の 視察に行った際のお話をさせていただきました。
 

 
 翌17日は、私の白石連合後援会総会に出席。
本城議長の円滑な進行や采配のもと、活発な意見交換ができました。 総会後の懇親会では、私の新ポスターの案について、皆様より デザインやカラー等のご意見をいただきました。
 

 
次週末にも清田区、豊平区の連合後援会の総会がありますので、 あわせてご意見をいただきたいと思っております。
 

 


2015/5/1 連合北海道第86回メーデー大会に参加

 札幌は晴天続きとなった連休ですが、1日は労働者の祭典、メーデー 大会に参加しました。
 

 
 札幌の大通西8丁目広場で開催された街頭演説会 でマイクを握った後、いつもお世話になっている団体・組織の皆様方の ところへご挨拶回りを致しました。
 

 
 街頭演説では、派遣労働と格差拡大について訴えました。 実は、日本ではほんの30〜40年前まで派遣労働という雇用形態が存在し ませんでした。
 

 
 1980年代に中曽根政権が一部専門職種に限定した派遣労働法制度をつくり、 その後小泉政権における派遣労働法大改正により製造業への規制緩和を 大々的に容認したことで、非正規雇用4割、2,000万人に及ぶ格差社会が 急進しました。
 

 
 派遣労働を認めるのであれば、他の先進諸国のように、同一労働同一賃 金の法制化が不可避です。民主党では現在、法案提出準備を進めております。


2015/4/28 連合白石地域メーデー

当日東京から戻り、連合白石地域メーデーに参加いたしました。
 

 
メーデーとは、毎年5月1日に開催される国際的な労働者の祭典 ですので、一足早い開催です。


2015/4/21 衆議院国土交通委員会で質疑

 衆・国土交通委員会において、45分間の一般質疑に立ちました。
まず冒頭、当日の質疑の背景として、日本の今後の成長戦略のあり方と いう大局的見地について、太田国土交通大臣と議論を交わしました。
 
 低成長が常態化し、かつてのような大幅成長が見込めない時代に あっては、道路・下水道などの老朽化に伴う社会整備資本の長寿命化や ストックマネジメントの重要性、そして民間部門にあっては個人消費の 最大分野である住宅に焦点をあて、中古住宅ストックをいかに活用し 経済を活性化させていくかという中古住宅市場拡充策が大きな鍵を 握っているというのが私の持論です。 以下、質疑のポイントを整理します。
 

 
■地籍調査の整備について
 東日本大震災からの復興において高台移転がなかなか進まない実態 について、「中間貯蔵施設予定地の地権者の半数が不明」と先日の福 島民報で報道されました。これは一般的な災害復旧の時にも生じる問 題であり、地籍整備の不備より土地の地権者が不明である事が復興の 大きな障害になっていると言われています。
 また、地籍整備は災害復旧のみならず、大都市圏での再開発プロジ ェクトを進めるにあたっても必要不可欠であり、土地の境界を明確に するという事はすべての基本であると考えます。
 太田国土交通大臣からも、「地籍調査の重要性が高まっている」と の認識を共有すると共に、関係省庁と協力し所有者探索のノウハウの とりまとめなどを検討するという答弁がありました。
 

 
■中古住宅市場について
 日本の成長戦略として位置付けるべき重要施策の一つが中古住宅市 場だと考えます。
しかし、中古住宅市場を諸外国と比較するとアメリカで89%、イギリ スで88%、フランスでは68%であるのに対し、日本においてはわずか 14.7%にとどまっています。
 このように諸外国と比較して日本の中古住宅市場が拡大しない要因に、 査定制度が確立されていない事があります。またそれに併せ、日本の 税制上の木造住宅の耐用年数があまりにも短すぎるという点があります。 アメリカは60〜70年、イギリスは80年以上ですが、日本はわずか22年 (実際の平均滅失年数は約30年)です。
 
資産価値としてもかなり短命であることが、中古住宅市場拡大の阻害要 因の一つとされています。
 

 
 中古住宅に対する税制措置や、融資・瑕疵保険等の金融面での応急措 置を含む、国としての環境整備が必要であると強く要望しました。
 
 質疑の中で、参考として中古自動車市場創出におけるプロセスや市場 が成熟するに至った施策のポイントについて、経産省より説明を求めま した。
 中古自動車市場は97年に824万台のピークを迎え、新車販売約550万台 に比して1.2倍という大きなマーケットに成長を遂げました。中古車価 格を公正に評価する自動車査定士制度の新設により正確な査定と値付け の実現、消費者に対する正確な情報提供、買取専業店の適正化を進める ための業界団体の設立などが要因として挙げられます。
 中古住宅市場を形成する上でも、やはり公正な査定のシステムと、 優良な業者を残すようなシステムを制度設計の中に組み入れることが胆 になると考えています。
 

 
■まとめ
 太田国交大臣より、中古住宅市場の活性化のためには住宅価値の適正 な評価が不可欠であり、標準的な取引モデルの創設と普及に力を入れる 旨の言及がありました。
 また、現在14,7%に留まる中古住宅の流通シェアを平成32年までに 25%と約倍増させるという国交省の取り組み目標を伺いました。
 中古住宅市場は、日本の成長において大きな可能性を秘めています。 国がしっかりと成長戦略として位置づけ、必要な環境整備へ取り組んで いただけるよう強く提言・要望いたしました。
 

 
⇒質疑の議事録全文はこちらから(PDF


2015/4/16 衆議院・原子力問題特別委員会で質疑

 今通常国会で初めて原子力問題調査特別委員会の実質審議が行われ、 30分間の質問に立ちました。
 

 
 冒頭、福井地裁による高浜原発3,4号機再稼働差し止め仮処分決定に 関して、田中規制委員長の見解を問い、国民の理解・信頼を回復するた めにしっかりと説明責任を果たしていただけるよう申し上げました。
 

 
 併せて、米ブルーリボン委員会に基づく米国議会の要請により、 福島原発事故調査を目的として設置された米科学アカデミー報告書の 新知見・提言について、田中委員長の認識を伺いました。
 

 
提言の重要なポイントは、以下のとおりと考えます。
1.設計基準超過事象にどう対応するか
   ―想定外のリスクに対する評価能力向上
2.複数の原子炉で事故が起きた場合を想定した人材の確保と訓練
3.個別のトラブルを想定した現在の安全評価では不十分であり、   リスク評価手法の 適用範囲を広げるなど規制の見直しが必要
 
 本報告書は、主として米国の原子力事業者向けの勧告・提言ではあり ますが、他国の原子力プラントにも有用な提言であると思います。
 

 
 米国議会における調査事例、調査機能を参考にして、日本においても 立法府の調査機能・権限を高めることが政府に対する監視強化の観点に おいて不可欠であるというのが私の持論です。
 黒川国会事故調査委員会が取りまとめた7つ提言の中にも、「独立調査 委員会の活用」が明記されています。原子力行政、とりわけ安全問題は 専門的であるが故、知見を持ち合わせた専門家で構成される独立の諮問 機関を設置して恒常的・広範囲に議論されるべきだと提言しました。
 向大野事務総長からは、国会の調査能力をしっかりと高めていくよう 取組んでいきたいと答弁があり、合わせて、吉野原子力問題調査特別委 員長からも平成24年1月24日議運理事会の申し合わせ事項を踏まえ、 「国会事故調の提言を踏まえ理事会で前向きに検討する」旨の言及が ありました。
 
 限られた時間ではありましたが、現在、政府与党内で議論されている エネルギーミックスの原発比率についても質しました。
徹底した省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの最大限の導入を進 める上で、原発比率についてはCO2削減のための技術開発コスト等との 見合いで、想定外事故の社会的コストも織り込んだ発電コストを考える 必要があります。
 また、エネルギー全体における電力の発電は概ね3割程度であり、残 りの約7割は熱であるという現状に鑑み、最適かつ持続可能なエネルギ ー電源構成を議論しなければなりません。広く国民的な議論が必要です。
 
 本日の質問の中で、私が最も提起したかったことは、原子力行政に対 する国民の信頼を再び取り戻すことは並大抵の努力ではできないという 点であります。
 想定外のシビアアクシデントを二度と起さぬよう規制当局を監視する ために、国会に専門家からなる諮問機関を設置し、調査能力を向上させ る必要があると強く提言・要請しました。
 
※詳細な議事録はこちらより(PDF


2015/4/18  女性後援会「枝の会」総会

 私の唯一の女性後援会である「枝の会」の総会に出席致しました。
家内の「吉枝」という名前から一文字取って、枝の会ですが、 私が初当選した約20年前から今日まで、浪人中や失意の時も含めて お支え頂いております。感謝の気持ちは言葉で表せません。
 

 
ちょっと早いですが、毎年恒例の誕生日プレゼントをいただきました。
来月27日で69歳を迎えることになります。
今年は素敵なハンカチをいただきました。 いつも本当にありがとうございます。


2015/4/12 統一地方選の報告

北海道知事選、札幌市長選、北海道議会議員選挙、札幌市議選が 12日に同時に投開票となりました。
 

 
民主党が推薦した佐藤のりゆき候補は惜敗しましたが、札幌市長 には、上田市政の後継として秋元克広さんが見事な初当選を決め ました。
 

 
私の選挙区である北海道3区内では、現職の道議・市議はすべて 議席を死守し、加えて、上田元札幌市長の秘書から政治に初チャ レンジした菅野太一さんが初当選しました。
 

 
小雪もちらつく寒い選挙戦をお支え頂いた支援者の皆様に、 改めて感謝のご報告を申し上げます。


2015/3/27〜29 札幌市長選告示など

 27(金)に統一地方選挙が幕を切って落とされ、まずは知事選が 告示となりました。今回の知事選は、全国的に与野党相乗りがほと んどとなっており、北海道と大分県のみが与野党対決型となって います。
 

 
 北海道は、民主党はキャスター出身の佐藤のりゆき候補を推薦 しており、維新・社民・共産の野党共闘が実現しました。 3期12年間で経済財政の構造基盤を変えることができなかった高橋 道政のチェンジか、継続かを道民の皆さんに問います。
 

 
 また27日は、私の地元秘書を8年勤めてくれた山根まさひろ・北 海道議会議員候補予定者の総決起集会に駆けつけ、激励しました。 彼が道政に初チャレンジする札幌市北区は、定員4名のところに 8名の候補予定者がいる大激戦区となっております。  なんとしても山根まさひろ北海道議会議員候補予定者を道政へ 押し上げていただきますよう、さらなるご支援ご協力をよろしく お願い申し上げます。
 

 
 29日(日)には、知事選に引き続き、札幌市長選挙が告示となり、 札幌時計台前で行われました第一声の集会には、早朝より大勢の方々 が声援を送っておりました。
 

 
 3期を務めた上田文雄市政を支え、市行政に精通した秋元克広市長 候補の気持ちのこもった第一声は力強く、頼もしい限りでした。 秋元市政誕生に向けて皆様方のご支援ご協力よろしくお願い致します。
 

 


2015/3/27 東洋ゴムによる性能偽装現場の視察

 私は、現在、民主党ネクスト・キャビネット国土交通大臣を 拝命しており、党の国土交通部会座長を務めております。 先週27(金)の午前中、長妻昭代表代行、党国土交通部会役員 メンバーを中心に、東洋ゴムの免震ダンパー性能偽装が行われた 現場のひとつである横浜市の「神奈川芸術劇場」を視察しました。
 

 
 国民生活の安全、安心に関わることは、姉歯耐震偽装事件など、 民主党としては一貫して取り上げ続けてきたテーマであります。 今回も、なるべく早く現状を確認したいということで現地を 訪れました。
 
神奈川芸術劇場は、収容キャパ約1,300人の大建造物です。 首都圏直下型地震などの大災害が想定されるなか、長年にわたり 免震性能が偽装され、放置されてきたことに怒りを覚えます。
 

 
 県民の安全・安心問題に直結する偽装事件とあって、神奈川県の 黒岩知事も駆けつけ、現場を目視し、東洋ゴムの担当者より説明を 聴取しました。
 
 製品の偽装を見逃し続けた会社の責任、体質については厳しく問 われるべきであり、人事体制の大幅見直しを含む再発防止策を早急 に取らねばならないのは当然です。
 また、神奈川芸術劇場に関して言えば、公的な施設であったので、 早期に実態が明るみにすることができました。 しかし、全国で200か所ともそれ以上ともされる性能偽装物件の 報道に接する限り、民間にはまだまだ明らかになっていない場所 が多くあるのではないかという懸念を抱いています。
 

 
 公共の建物やマンションなどの大型物件の偽装状況しか公表が 行われていない現状、当事者による調査能力と調査の公正性を考慮し、 一刻も早く偽装の全容が公表される体制を構築すべきと考えます。
 
 同時に、東洋ゴムに対する大臣認定のあり方、行政の監督責任に ついても改善すべき点があるのではないかという所感を持ちました。
 視察に出席した議員が多く発言し、指摘した点ですが、製品出荷 の前提となる国土交通大臣の「大臣認定」が形式審査のみであることは 行政の対応として不十分ではなかったか。抜き打ち検査や、サンプル の抜き取り調査を実施すべきではないかなど、多くの課題が散見されます。 今後、部会での議論を深め、国土交通委員会などで質していく所存です。
 

 
■資料
 @東洋ゴム工業株式会社 説明資料(PDF
 A国土交通省説明資料(PDF) □ご参照:民主党HPニュース
 <性能が偽装された免震ゴムを視察  国土交通部門>
http://www.dpj.or.jp/article/106470/%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%81%8C%E5%81%BD%E8%A3%85%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%85%8D%E9%9C%87%E3%82%B4%E3%83%A0%E3%82%92%E8%A6%96%E5%AF%9F%E3%80%80+%E5%9B%BD%E5%9C%9F%E4%BA%A4%E9%80%9A%E9%83%A8%E9%96%80


2015/3/26 予算委員会第四分科会 議事録(3月10日質疑分)

先般3月10日に、予算委員会第四分科会(文科省)で質疑を 行った際の議事録が、本日、正式に公開されました。
 

 
■荒井質疑分議事録(PDF
■国会議事録検索システム 
 ⇒ http://kokkai.ndl.go.jp/
 
〇質問の概要は、以下のとおりです。
実は、過去に文科委員会に所属したことが一度もありませんので、 今回が政治家として初めての文科関連質疑となりました。
 

 
 冒頭、先日訪問しました福島県の復興について下村博文大臣へ質問。 来年四月、双葉郡に「福島県立ふたば未来学園」が開校します。 この「ふたば未来学園」は、総合学科の中にアカデミック系、トップ アスリート系、スペシャリスト系の3コースを設けるなど、特徴ある 学校教育を目指す中高一貫校です。
 

 
 この「ふたば未来学園」の副校長には、東日本大震災発生直後より 現地に入り活動を続けてきた文部科学省職員の南郷市平氏の就任が 確定しており、下村博文大臣より、「人と財政両面から国としてしっ かり応援していきたい」と答弁がありました。
 
 南郷さんは私も良く知る人物ですが、彼の熱い志と類いまれな対人 能力、オーガナイザーとしての資質を大変高く評価しています。
 
 中高一貫の「ふたば未来学園」は、福島の復興再生につながる有為 で多様な人材を育て、彼ら自身が福島の未来を創っていくという 意味において、まさしく福島が再び立ち上がる象徴だと思います。
 
 続いて、東日本大震災で被災した国指定等文化財の災害復旧事業に対し、 国としての支援の必要性について問いました。  福島訪問の際に感じた復興の兆しのもう一点に、福島市の重要文化財 である「旧広瀬座」を復活させたいという若い人たちの機運を感じました。
 
 かつて伝統的に行われていた農村歌舞伎の復活や、地域の誇りである 広瀬座を広く知って貰い、福島ツーリズムなど観光面でも活用しよう という新たな兆しがあります。  地域特有の歴史や伝統、文化を再認識し、それらを象徴として祭りを 作っていく事は、地域再生や地域復興において最も重要な事の一つであ ります。この点においては、下村大臣からも同じ認識を示して頂きました。
 
 震災から4年が経過しましたが、被災された方々は未だに困難な生活を 続けているのが現状です。引き続き国会の場で、しっかりと論戦し、 問題の所在を明確にし、解決につながる提起や続けていきたいと思います。


2015/3/26 黒川清・元国会事故調委員長との意見交換会

黒川清・元国会事故調委員長との意見交換会を開催しました。 衆参の原子力問題調査特別委員会に所属する野党委員の 皆様に呼びかけて、有志メンバーによる開催です。
 

 
衆院本会議や衆参各委員会が動いている日でしたので、 当初予定より議員本人の出席は少なかったものの、その分、 少人数によりじっくりと議論が交わすことができました。
 

 
■黒川元委員長の説明資料(PDF
 
国会事故調は、日本の憲政史上はじめて衆参両院の下に設置 された事故調査委員会であり、福島原発事故について10名の 有識者委員を中心に半年かけた緻密な調査、ヒアリングに基づき、 7つの提言を国会に答申しました。
 

 
■国会事故調報告書(ダイジェスト版PDF
 
 しかし、両院議長が提言を受け取ってから2年が経過する現在、 政権交代を経て、安倍政権が原子力政策推進に舵をきったこと もあり、有意義な提言の多くがいまだ棚上げされたままです。
 

 
本日の勉強会では、とりわけ重要な下記提言を実現化したいと いう趣旨の発言が多くありました。
 
〇提言1.規制当局に関する国会の監視
〜国民の健康と安全を守るために、規制当局を監視する目的で、  国会に原子力に係る問題に関する常設の委員会等を設置する。
 
〇提言7.独立調査委員会の活用
〜未解明部分の事故原因の究明、事故の収束に向けたプロセス、  被害の拡大防止や廃炉の道筋、使用済み核燃料問題等、国民  生活に重大な影響のあるテーマについて調査審議するために、  国会に、原子力事業者及び行政機関から独立した、民間中心  の専門家からなる第三者機関を設置する。
 
今後、衆参の各原子力問題調査特別委員会の理事会等の場において、 野党共闘による働きかけを目指すことを確認しました。 具体的には、国会が委託し、国会として受け取った事故調提言です。 立法府として今後どう扱うべきかの議論を求め、また、提言を まとめた黒川委員長に参考人として
 
国会に政府から独立した調査機関を常設することが政府への監視 機能を高め、結果的に国民の生命・財産を守ることに繋がると 感じています。
個人的な思いではありますが、汚染水処理や廃炉に向けて、国際 的な人材・知見を吸い上げ、専門家のよる調査検証を行うことが できる国会事故調第二弾を何としても立ち上げたい所存です。


2015/3/21〜22 統一地方選に向けた総決起集会

 今週末は、私の選挙区であります札幌の白石区、清田区、豊平区 の各区連合後援会で、まもなく告示の統一地方選挙に向けた総決起 集会を開催。
 

 
 各候補予定者より力強い決意表明があり、私も支援のお願いと 必勝を祈願して激をとばしました。
 

 
 どの会場も大勢の方々に駆けつけていただき、熱気に包まれました。 白石区の山口かずさ市議の娘さんのいのりちゃんが、私の似顔絵を 描いてくれました。可愛い応援、ありがとうございます。
 

 


2015/3/14〜15 学生インターンとの意見交換会ほか

 14(土)は、朝の便で札幌へ戻り、札幌市白石区選出の山口かずさ 市議会議員の政経セミナーに出席して激励させていただきました。 セミナーの講師は、徳永エリ参議院議員で、子ども・子育て支援に が中心の講演。山口かずさ市議は政令指定都市で唯一、シングルマザー として頑張っている議員です。応援よろしくお願い致します。
 

 
午後からは、札幌市清田区選出の恩村一郎市議会議員の総決起集会に 出席。恩村さんの歌仲間のウィズの皆さん共に盛大に始まりました。 5期目へ向けての応援はもちろんのこと、恩村市議は私のテニスの ライバルでもあります。なんとしても5期目を勝ち取っていただき、 久しぶりにテニスで勝負したいと思います。
 

 
 15(日)は、ドットジェイピー北海道支部でインターン活動中の 学生との意見交換会を行いました。
毎年この時期に行っており、 私もいつも楽しみにしている行事の一つです。
 

 
 私の事務所でインターン活動をしている、坂東君と日野さんが 中心となって進行しました。 初めてお会いする学生の皆さんが緊張しているようでしたので、 まずはジェスチャーゲームで緊張を解してスタートしました。
 

 
 どうして私が政治家になったのか、歴史認識、集団的自衛権、 貧困格差等についてお話させていただきました。2か月間という 短い期間ではありますが、成長していく学生の姿が頼もしく、 そして嬉しく思います。今後の活躍にご期待申し上げます。


2015/3/7〜9 地元活動レポート

 7(土)は、お世話になっております立正佼成会77周年記念 祝賀会に出席し、祝辞を申し述べました。 あわせて最近の国政報告や先日、震災後4年目を迎える福島を訪 問・視察した時のご報告等もさせて頂きました。
 

 
 夕方からは、8年間に渡って私の地元秘書として活躍してくれた、 「山根まさひろ氏を応援する会」に出席。 4月の統一地方選挙で、札幌市北区より北海道議会議員選挙に チャレンジすることになりました。
 

 
 彼の高校時代の野球部の同期や後輩を中心に、若い人達が応援に 駆け付けておりました。また、札幌市長候補予定者の秋元克広さん、 北海道知事候補予定者の佐藤のりゆきさん、札幌市北区選出の 札幌市議会議員の宝本ひであきさんなど、多くの来賓も激励に 駆けつけて頂き、私からも感謝を申し上げます。
 

 
 札幌市北区は道内屈指の激戦区になっております。山根まさひろ 氏の勝利へ向けて皆様の応援の輪を広げていただきますよう 伏してお願い申し上げます。
 

 
 9(月)は、私の企業後援会が主催する「秋元克広さんと語る会」 に出席、激励致しました。4月に同じく選挙を控える札幌市清田区 選出で、私の秘書を長く務めてくれた梶谷大志・北海道議会議員も 参加。お二人の必勝を祈して、ご支援のお願いを致しました。
 

 


2015/3/5 パナソニックの藤沢スマートシティを視察

神奈川県藤沢市にあるパナソニック(旧松下電工)工場跡地に開発中の 「Fujisawa サステイナブル・スマートタウン(藤沢SST)」を視察しました。
 

 
松下電工の主力工場跡地である東京ドーム4個分の面積が、将来的には スマートライフをコンセプトとする3,000名規模のまちに生まれ変わります。 全戸ソーラーパネルを標準装備し、蓄電池を活用した戸建住宅群、防災の観点 からソーラーパネル付の街灯や、非常用電源やトイレを敷地内に配置。
 

 
エコなライフスタイルを実現するため、レンタカー(写真の高級電気自動車、 テスラがレンタルできるのは日本中でここだけ!)やカーシェア・サービスも 充実です。
 

 
敷地内の商業施設(SHONAN T-SITE)には、全書籍を併設のスターバックスで 読むことができるTSUTAYAや電動自転車の専門ショップ、英会話教育、お料理教 室を兼ねたカフェなどが大人気で、平日でも4,000〜5,000人、週末には近隣から 約10,000人が訪れる人気タウンです。
 

 
 今後、段階的に開発が進むと同時に、介護施設やクリニック・モール、認可幼 稚園、フィットネス施設なども完備されるそう。従来のスマートシティは、技術 面に着目したものが多かったそうですが、藤沢SSTでは、行政が抱える課題を共に 解決するという人や社会生活を主体としたまちづくりに主眼を置いています。
 

 
■Fujisawa スマートシティの特徴
1)エネルギー
 藤沢STT内の戸建住宅約600世帯の全てに、太陽光発電システム、蓄電池ユニット が装備され、「スマートHEMS」により家庭で使用する電力をマネジメント。 電気をモニターで「見える化」することで、自立共生型のエネルギーマネジメント の実現を目指しています。 携帯電話やタブレットの情報ライフラインや、電気自動車、電動バイク、電動アシ スト自転車といった移動手段の電力も確保されています。 街の公共用地にはコミュニティーソーラーが設置されており、街全体でもハード面 の備えが構築されています。
 

 
2)セキュリティ
 ゲートや柵で街を閉ざすことなく、出入り口、公共の建物、公園の陰、大通りの 交差点を中心に約50台ものカメラと証明を効果的に配置することでセキュリティが 強化されています。夜間でも人や車を察知すると常に進行方向が明るくなるよう、 センサー付きLED道路灯・街路灯が設備され、住人の安全が守られる仕組みです。
 

 
3)モビリティ
 カーシェアリング、レンタカーデリバリーサービスや充電バッテリーのレンタル などのサービスがあります。所有から共有することへのシフトにより、藤沢周辺の 渋滞解消への貢献も目指しています。
 

 
■視察を終えて
これまでの日本の住宅は、新築物件を建てて売ったら終わりという問題があり、 いかに既存住宅の価値を上げられるかというアセットマネジメントが重要な 課題であると考えます。また町全体をスマートシティーとして設計することで、 エコに留まらず、行政コストを結果的には下げていく仕組みが重要であり、 その仕組みを政策的に裏側から支えていくという発想の転換が大事です。
 
本日の藤沢SST視察は、これからの街と暮らしのあり方について考える有意義 な視察となりました。


2015/3/2〜3 久しぶりの福島訪問

1年半ぶりに福島を訪問。
1泊2日の視察でしたが、旧知の方々との笑顔での再開や、新たな出会いも いただき、沢山の思いや情熱に触れることができました。
 
■若者たちの奮闘 
 情熱と卓抜したセンスに溢れるやぶうちメガネでは2年ぶりに眼鏡を新調し、 その2階に新たにオープンした非常に洗練されたお花屋さんBloomも訪問。 (写真のアレンジメントフラワーは、季節の福島のお花をふんだんに盛り込んだBloom作) 地元への思いを抱いた若き経営者たちが踏ん張っています。
 

 
■小規模酪農家「佐々木牛乳」
 県内に2つしかない小規模酪農家の佐々木牛乳では、滋味と優しさたっぷりの牛乳を 飲みながら、現状を伺いました。 牧草地の除染が手つかずのため、震災後、牛たちは一度も牛舎内から 出ることができません。産まれたばかりの可愛い子牛が、未来につながる希望です。
 

 
■仁志田・伊達市長表敬
 仁志田・伊達市長と、伊達市で除染・市民の方々への説明などの屋台骨を担う 半沢さんとも約1年半ぶりの再会です! 仁志田市長のリーダーシップにより、県内でも除染に対する初動が早かった伊達市では、 除染そのものは大きな山を越えたそう。現在は、各世帯に対して行ったアンケート結果 をもとに、フォローアップ除染を中心とする体制に移行。 「線量の高い低いに関わらずすべて除染して欲しい」という 地域住民の要望に、行政として丁寧な説明・コミュニケーションを積み重ね、どう対応 していくかが目下の課題と伺いました。
 

 
■伊達東小学校訪問
 また伊達東小学校では校長・教頭先生から震災直後の混乱や切迫した危機を乗り越え、 だいぶ日常が戻ってきている学校生活の様子、震災により地域の少子化が一層進行し、 新入生が激減していることをお聞きしました。 また、4・5年生が卒業式で6年生を送る合唱の練習風景を見せていただきましたが、 澄み切った「ありがとう」の歌声に思わず涙が出そうになりました。
 
■除染事務所の支所長らを慰労
 この3月で帰任することになった県内の除染事務所長らの労う懇親会を持ち、 現場の生の取り組みを聞いたり、行政やNPOや教育委員会などそれぞれの立場で、 地域復興の支柱となっている若いキーパーソンたちと再会し、 互いの現状を報告し合い、新たな課題や地域を盛り上げる取り組みに向けて 知恵を出し合う素晴らしい時間を共有しました。
 
■重要文化財「広瀬座」と農村歌舞伎復活に向けて!
 翌日は、何度も訪れている安齋果樹園で地域の夏祭りの復活について朗報を聞き、 昼過ぎの新幹線で上京するぎりぎりいっぱいまで、震災で中断していた伝統の 農村歌舞伎を復活させる試みやその中心舞台である「旧広瀬座」を視察。
 

 
民芸座としては全国でたった5か所だけ国の重要文化財に指定されている 素晴らしい木造建造物、2階桟敷席まで入れれば本来は400人を収容できる建物です。 歌舞伎役者が出入りするための「ならく」を降りて、地下で舞台をまわすための 一本も釘が使用されていない木組みの装置を触り、2階にあがって床材が痩せて 薄くなっている現状などを目視。  堂々たる風格のある空間から伝わってくる地域の歴史を感じて、ここに復興の 象徴として、本物の歌舞伎を呼びたいという地元の熱意を精一杯応援することを 誓って、福島を後にしました。
 

 
間もなく震災4年を迎える被災地では、徐々に支援の輪が手薄になってきています。 現実と向き合い苦しんでいる方々がそこにいる以上、絶対に風化させてはならない。 ひとりの人間ができることは微力であっても、これからも全身で受けとめ、向き合い 続けます。
 

 


2015/2/28 全農林北海道で講演など

 先週末に引き続き、広田まゆみ北海道議会議員の地域別の道政 報告会にてご挨拶。昨年の衆議院選挙での支援に対して感謝を 申し上げるとともに、いよいよ4月に迫った統一自治体選挙に向け、 広田まゆみさん必勝にお力添えいただけるようお願いを致しました。
 

 
 午後からは、私の政治活動を平素よりお支えいただき、大変お世話 になっている全農林北海道の勉強会で、講演をさせていただきました。
 

 
毎年恒例の勉強会ですが、今回は「内外の政治経済情勢と見通し」と いうテーマで、国会の動きや重要法案等の見通しについて、また、 今年は戦後70年ということで、サンデー毎日の倉重篤郎さんの記事 を引用して、20年前に不戦の国会決議と村山談話が発表されるに至った 当時の歴史的経緯や、村山談話を国際社会がどのように評価しているか 等についての話もさせていただきました。


2015/2/24 子ども・被災者支援議員連盟役員会を開催

 昨年の衆院選後はじめての役員会を開催し、日弁連、JCN(東日本 大震災支援全国ネットワーク)、市民会議で構成される「支援法 ネットワーク」と被災地支援の若手弁護士グループ「SAFLAN」の 代表の方々と意見交換を行いました。
 

 
 来月で東日本大震災発生から4年が経過しようとしていますが、 とりわけ原発事故により自主避難された方々への生活支援や 健康調査は未だ行き届かず、不安を抱えながらの避難生活の現状 について問題提起がありました。
 

 
 最近では特定避難勧奨地点の解除が進んでいますが、生活基盤 を再建できないまま解除確定から3か月で損害賠償が打ち切られる事、 来年3月に借り上げ住宅支援の終了が予定される中で、更なる延長 措置が講じられるのかなど、被災者の抱える不安は一向に解消され ないままです。
その中でも、継続的な健康調査、住宅支援問題が特に重要であると 伺いました。
 

 
 本日のヒアリングを踏まえ、被災者・支援者との直接交流の場を 今後定期的に設けていくことを確認しました。 また同時に、子ども・被災者支援議連メンバーの拡充と、 「子ども・被災者支援法」の理念に則り、被災者が必要とする支援 制度の充実や新たな法整備に向け、引き続き尽力して参ります。
 

 


2015/2/21〜22 地元国政報告会など

 21日土曜日の午前中に東京から戻り、毎年恒例行事となっている 私と広田まゆみ道議会議員が合同開催する「新春の集い・道政報告会」 に出席しました。改めて昨年12月選挙でのご支援に感謝を申し上げる とともに、4月の統一自治体選挙に向けて激励とご協力のお願いを 致しました。あわせて民主党北海道の新代表が決まった経緯について ご報告しました。
 

 
翌22日は、広田まゆみ道議の旭町地区後援会主催による「新春の集い・ 道政報告会」に出席。広田さんは、地元である白石区内にある5か所の 地域後援会ごとに、毎年、丁寧な国政報告会を行っております。 地道に地域まわりを続け、地域の声を道政に反映させている広田さんの 人柄や実績に、私も信頼をおいております。厳しい戦いになることが 予想されますが、何としても3期目を勝ち取って頂きたいと激励しま した。
 

 


2015/2/8 学生インターンとの面談

 荒井事務所では、毎年、ドットジェイピー北海道支部より 地元の大学生をインターンとして受け入れており、 今年も2月2日より2名の大学生が来ております。 坂東 政孝さんと日野 千鶴さんです。
 本日は札幌事務所で代議士と面談をし、インターンの志望 動機や将来の方向性について等、いろいろと話を聞かせて もらいました。
 

 
 インターン生側からの、なぜ政治家になろうと思ったのか? とか、政治家はどんな仕事をしているのかなど、様々な疑問や 質問にお答えして、有意義な面談となりました。
 今後、国会事務所での研修も予定されており、来月には、 他の政治家事務所のインターン生との合同交流会なども企画して いるとのこと。若い人たちと触れ合うことは、常に楽しみです。  私からは、今後のインターン活動においての宿題も出し、 ぜひ、政治の現場で多くのことを感じとって伝えました。


2015/2/4 「障害児保育園ヘレン」を視察

 杉並区に昨秋オープンした日本初の障害児専門保育園ヘレンを 訪れました。(資料PDF
 

 
 同保育園は、社会的起業家であり病児保育の産みの親として 知られるフローレンス代表の駒崎さんが、障害のあるお子さんの お母さんから、「障害のある子どもを長時間預かってくれる保育園 がないためフルタイムでの職場復帰ができない」と悩みを相談され たことがきっかけで、制度や助成ルールの壁にぶつかりながらも、 行政担当者との信頼関係や尽力の上に、開設にこぎつけたそう。 定員5名の重症心身障害児の入園枠に対して、20名以上の応募があっ たことから、潜在的に社会的なニーズがあったことがわかります。
 

 
 看護師や医療スタッフが常駐して、子どもたちが必要とする医療 行為を行い、緊急時に備えた近隣病院との連携も図りながら、長時 間保育として成り立つ道を模索し続けたそう。
 
「障害児保育」という言葉のもつ物々しい印象とは裏腹に、 マンションの一室である小さな保育園は、ゆったりと温かな空気に 包まれた日常の空間であり、笑顔と愛情いっぱいで立ち働くスタッフ の方々、そして園児たちの可愛い子どもらしさに元気を頂戴しました。 病院にいる時とは違って、子どもたちが子どもらしいまま過ごせる 環境をとても重視していることが一目で伝わってきます。
 
 駒崎さんや運営に携わる若いスタッフの皆さんと懇談をし、行政の 隙間や問題の所在について、現場ならではの意見をお聞かせ頂きました。 今後、日本全国どの地域でも保育を誰でも受けられ、親御さんが当た り前に働くことを選択できるような社会にするべく、若い人たちが 非常に高い志を持って奮闘しています。胸が熱くなりました。
 

 
 民間やNPO、行政、政治の3つがしっかりとかみ合うことで、 このヘレンのような先駆モデルを契機として、病児保育や障害児 保育そして待機児童のための小規模保育などが全国にどんどん 広がっていくよう、政治にできること・政治にしかできないことを 全面的にバックアップし応援していきたいと強く決意しました。
 
【障害児保育園ヘレン】
http://www.helen-hoiku.jp/


2015/2/2 荒井さとし新春の集い

 毎年恒例の「荒井さとし新春の集い」を開催致しました。
この日の札幌は猛吹雪にも関わらず、約500名の方々にご来場 いただきました。お蔭様をもちまして、盛会裏に終了すること ができたことを関係各位に改めて感謝御礼申し上げます。
 

 
 また公務多忙の中、多くのご来賓にもお越しいただきました。
連合北海道より工藤和男会長、選挙協力をいただいた新党大地 の鈴木宗男代表のご挨拶に続き、私の選対委員長を務めていた だいた自治労北海道本部の山上潔委員長より乾杯のご発声を 賜りました。
 

 
 私からは、改めて昨年12月の衆議院選挙の御礼報告を申し上げ ました。また4月の統一自治体選挙に向けて、秋元克広前札幌市 副市長、北海道3区の道議・市議の皆様方にもご挨拶をいただき、 最後は全員で党勢回復と勝利を祈念して、力強く一本締めで閉会 致しました。
 

 
 通常国会も始まり、やるべき仕事は山積みではありますが、 精一杯取り組んで参りますので今後ともご支援ご協力の程を よろしくお願い致します。
 
最後になりますが、いつも準備や運営等にご協力をいただいて いる後援会役員の皆様にも改めまして御礼申し上げます。 本当にありがとうございました。