2009/9/27 鳩山一郎書の友愛の額、発見
 本日わが母校の札幌南高校を表敬訪問。辻校長先生に御案内をいただき、同窓会館を訪れました。
せっかく来館したのでと言うことで、資料倉庫も見てみるとなんとそこに鳩山一郎書の「友愛」なる額が
ほこりをかぶって保存されていました。おそらく昭和30年代、総理大臣として南高校を訪問して揮毫した
ものであるらしい。
 校長先生に「是非、同窓会の総会の際など展示されては」と話してきました。

2009/9/21 鳩山内閣が誕生しその陣容も固まりました
16年前を思い出します。そのときは首班指名のための選挙で、名簿読み上げの職員が
緊張のあまり、名簿を読みあげを誤り、議場が騒然とし選挙の翌日にやり直しをしました。
しかし今回は混乱も無く、あっさりと終えました。まず与党の数の違いがそうさせてるのでしょう。
清新な内閣だと思います。ベテランも若い人も。官邸強化と政治家主導の仕事師内閣が成立です。
しかしこれからが本当の勝負です。政権は作るより維持することがはるかに難しいのです。
細川政権崩壊の教訓を知っている議員も数少なくなりました。
私は国家戦略室の応援団として経験を生かせたらと考えています。

2009/9/4 とうとう政権交代です
1993年の初挑戦で、「政官業の癒着を断ち切るには、政権交代しかない」と訴えて初勝利。
そのときの得票数は17万4千票あまり。
それ以来私の夢は政権交代と93年得票を超えることでした。
その夢がかなえられました。
しかしこれからが本当の勝負です。政権は作るより維持することがはるかに難しいのです。
細川政権崩壊の教訓を知っている議員も数少なくなりました。だからこそ全力を懸けます。

2009/8/17 明日からの選挙にあたって
 いよいよ明日から選挙戦です。私にとって衆議院選挙6度目、知事選挙を数えると
7度目の道民の審判となります。2005年郵政選挙では、「それでも郵政民営化は国益を損なう。
地域や庶民の安心を作り出していた優れた制度を無にすべきではない。」と主張し続けました。
2007年の知事選挙では、「自己責任と競争原理を標榜する小泉改革は、北海道に被害をもたらす。
北海道知事は中央官庁と戦わなければならない」と主張しました。
いずれもその声は通りませんでした。
しかし今民主党の仲間たちが同じ声を全国で上げてくれています。
そしてその声は、「政権交代でしか実現できない」と叫んでいます。
 この戦いに参加できることを誇りに思います。そしてなによりもこの戦いに
参戦せよと叱咤激励くださった支援者の皆さんに感謝します。
皆さんの労苦に報いるためにも、全知全能を揚げて戦うことを誓います。
55年間、選挙で政権交代できなかった日本を変えようではありませんか。

2009/8/14 選挙法の改正
 選挙法の改正をしなければと思う。現行選挙法は、現職有利に出来ている。
法定費用(衆議院選挙にかける最高額を規定している)は3000万円弱だが、
これだけの資金を投入できる新人はどれだけいるだろう。
戸別訪問を禁じている国は日本ぐらい。無差別の戸別訪問は買収の恐れがあるからとの理由とか。
この規定があるから後援会組織を通じて、
紹介名簿を集めなければならない。結局父親から譲り受けた後援会組織を使うことの出来る
世襲議員が圧倒的に有利になる。
 マニフェスト選挙が定着しつつある。しかしマニフェスト配布に制限を設けられている。
街頭での配布が出来ないのだ。選挙公示以降は後援会活動が出来なくなるので、実質電話で支持を
依頼することしか出来なくなる。不思議な公職選挙法である、結局その意味するところ
現職有利な選挙法を規定しているのではないか。
新規参入の障壁がある業界は、結局優秀な人材が参入できず衰退する。
安価な選挙運動が可能なインターネット活用と、戸別訪問を認めマニフェストの選挙中の
配布を認めるべきです。

2009/8/05 優れた営業マンは
 ある私の尊敬する営業マンの言、「決して他社の製品の悪口は言わないこと、お客さんは、
買うか買わないか営業マンの品定めをしているのだ、信頼できれば営業マンの言を信じ、
買ってくれる。競争会社の悪口ばかりいってる人をお客さんは、決して信頼しない。
究極の営業とはおのれを買ってもらうことだ。」
マニフェストが製品です。営業マンは政治家であり、候補者その人です。

2009/7/30 政権交代の兆候
 議会制民主主義を取っている国では、10年から15年おきに政権交代は起きる。
長すぎる政権は必ず一部の人の利益を優先する政治を行ってしまう。
それが過度になって税金の無駄使いだと判っていても是正できない。
なぜなら優先された一部の人たちの政治力が過大となり削減できないのだ。
一方時代の変遷により行政需要は別に発生する。
しかしその財源を生み出せないから「増税だ」と叫ぶ。
こんな兆候が現れたときは、ほとんどの国で政権の交代が起きる。
20年来わが国はまさにこの兆候が見られたのです。
にもかかわらず政権交代がなされなかったのは、最も優先された利益享受者が霞ヶ関になったからです。
何故そのような立場を保持しえたかと言えば、立法府に属する政治家がその職務を行政府にまるなげしたからです。
だからこそ政権交代で先ず最初にやらなければならないことは、立法府の政治家と行政府の官僚との
職務分担を明らかにさせることです。これは国の統治方式の変更にもつながるでしょう。
でもこれこそ議会制民主主義国として普通の国になると言うことです。

2009/7/21 解散総選挙です
 いよいよ政権選択をかけた総選挙です。自民党が50年間かけて作り上げた統治システムの
大変革を問う選挙戦でもあります。
よく若い人が政治に期待しないと言うようなことをもらしますが、これは違います。
もともと政治には国民の生命と財産を付託しているのです。財源が不足しているとの名目で、大増税も
可能です。医者の教育に支障が生じ、医者の極端な不足も生じかねません。政治は虎よりも恐ろしいと
古代中国の賢人は言ってます。だから選択する権利を血を流してでも勝ち取ったのです。
また「誰を選んでも同じ」「とか選ぶ人がいない」とかも良く聞きます。いなければ、自分が政治をしなければなりません。
代議員制民主主義とは自分に代わって政治をする人を選ぶことです。
代わる人がいないのであれば、自分がするしかないのです。
40日間の異例の長期にわたる選挙戦、すべての国民がじっくり政治を考え選択する期間です。
それぞれの候補者は、よき選択のため、素材を高く掲げるのです。

2009/7/19 マニフェストの与野党における意味
 マニフェストは2003年選挙に民主党が導入したものです。当時私が責任者の一人でした。
マニフェストは政党と国民の契約です。従って与党にとってのみ契約関係は成立したのです。
2009年選挙で契約を継続するべきと主張する与党にとって不可欠なことは、
2005年郵政選挙の際の契約内容が誠実に守られたか否かです。
郵政民営化によって郵便事業や郵便貯金業務のサービスが向上したことを説明する責任があります。
自民党をぶっ壊すと叫んで、古い利益集団との決別を宣言したことは実現したのでしょうか。
そこを実証する義務があります
その上で前回契約内容を修正して「契約を継続されたい」、これが与党のマニフェストの意味です。
野党のマニフェストは、前回契約までこぎつけられなかった、
契約内容の何処に問題があったのか、反省の上に改めて契約原案を提示するのがマニフェスト選挙です。
自民党が混乱している。最大の原因は、2005年マニフェストを検証していないからです。
小泉改革の総括無しに自民党政治を継続させようとするから、混乱に歯止めがかからないのです。

2009/7/14 いよいよ総選挙です
 問責決議が可決、国会は休業状態に。実質総選挙突入です。
それにしても解散の予告とは、前代未聞。国会休止を宣告したも同じ。
しかも自民党はすったもんだ。こんな姿は自民党支持者でも見たくないでしょう。
がっぷり四つに組んで政策論争をしましょう。それで無ければ政権交代可能な二大政党制の意味がなくなります。

2009/7/03 お通夜で拍手をした話
 82歳の御婦人の葬儀に参列しました。パーキンソン病(不治の病)で10年間看病した家族。
地域医療に一家を挙げて取り組んできた家族でした。喪主の長男は沖縄で離島診療に取り組んでこられ、
故郷に帰って、在宅医療に取り組んでいます。
その彼が、母親の葬儀で万感の思いを込めて、沖縄民謡の「なだそうそう」を歌いました。おまわず涙して
拍手してしまいました。息子はいくつになっても母を思うものです。
清清しさを久しぶりに感じました。永田町で右往左往している人たちに聞かせてやりたいと思いました。

2009/6/30 ばらばらですね 自民党
 選挙の顔としてみんなで選んだ自民党総裁、今になって「麻生さんで選挙できない」とは
昨年の選択は誤りだったのですか。
政治家の決断の誤りは、国民に迷惑を掛けることになりますから、責任を取るべきです。
解散総選挙の大権は総理にあります。それを解散させないようにうごめくのは、心苦しくありませんか。
結局麻生さん、側近の言に左右されたからです。総理就任直後の解散を延ばし、西川更迭をあきらめ、役員人事をあきらめ、
さて8月2日投票もあきらめざるを得ないのでしょうか。

2009/6/26 まともな選挙をさせてください
 この国は今ピンチです。機能不全におちっいった政府、無駄使いを止められない政党、安易な増税を
画す官僚、命がけでこれらをただす政治を目指すのです。そしてやっと2大政党が必死に国民に訴える
選挙が始まろうとしている。
 東国原さんも橋下さんも知事としてしっかり仕事をしてください。テレビに出るのが仕事ではありません。
県民所得は上がりましたか、教育レベルは回復しましたか。新しい地域産業を興すのに成果を出しましたか。
あなた方は知事に選ばれたのです。その仕事を全うしたあかつきに、途は開かれるべきです。
2005年刺客選挙では、郵政民営化のなんたるかをほとんど議論をせずに選挙は終わりました。
今回も何かテレビ受けの良さげな人を出して、選挙をするのでしょうか。
そろそろまじめな議論をする、まっとうな選挙をやらせてください。

2009/6/19   朝令暮改
麻生総理は、西川郵政株式会社社長の更迭を再考しているのか。
鳩山総務大臣の更迭が、自身の支持率をあまりにも下げる原因になったことを反省したのか。
しかし国民が失望したのは、麻生総理に信念と言うものが欠けていると感じたからです。
いつでも側近など周りの意見に左右される体質を見抜いたからです。
どの時代でも国有財産の払い下げには、最も慎重でなければなりません。
それでなくてもあまたの政商や利権政治家が群がるものです。
民営化された郵政株式会社と旧来の郵便公社との取引会社の契約額
一覧表を作ってみてください。
それまで地元密着型の中小企業からオリックスなどの大企業に大規模に移っていませんか。
個人の小規模貯蓄を扱う郵便貯金が、地域から分離されたときにその将来性は消えるのではありませんか。

2009/6/16   不可解な村木DM事件
 担当課長が押印した、しかも公印を押印したのだ。これを偽造文書とするのは、無理があるのではないか。
せいぜい省内手続きに齟齬があった程度。それでも、担当課長の判断で省内手続きを省くことは良くあること。
なぜなら実務について部長や局長が、担当課長の判断を覆すことはないからです。
政治家の相当強引な横槍があったとしても、担当課長が偽公文書を発行するなどとは考えられない。
それとも最近の霞ヶ関は、政治家の言うことなら唯々諾々と偽公文書を出すなどのことが横行していたのか。
検察庁はしっかり捜査してください。

2009/6/12  法律で定められている許認可権限
 総務大臣の許認可権限を別の大臣(総理大臣には許認可権限はありません)が否定することは出来ない。
そこで辞職させる。なんかおかしくありませんか。これだと麻生総理がすべて兼任したらよろしい。
100%出資の子会社、先代の社長が任命した子会社社長を更迭させようとしたら、先代の社長派閥が
ぞろぞろ出てきて、結局現職社長のほうに詰め腹を切らせた会社のお家騒動、よくある話です。
でもこういう会社、じきに倒産しています。
西川擁護に回った総理始め自民党の面々、経団連から送り込まれた故に、
総選挙を目の前にして経済団体の顰蹙を買いたくなかっただけでしょう。
西川さんの社長としての適不適は社員が一番良く分かります。郵政会社の社員に西川社長の下で働き続けたいですか?
尋ねてみればよろしいのでは

2009/6/10  単なる優柔不断
 政治的リーダーの資質は、「見識、決断、無私」だとされている。この中で総理大臣として
最も必要なのは、決断だろう。小泉元総理には果敢な決断があった。しかし麻生総理、西川郵政会社社長
問題を見て、その片鱗をも感じない。そればかりかイタリアサミットに行きたいとの”私心”があるから、決断が
曇るのでしょう。その失政の被害は、国民に及んでいるのです。静かに心を澄まして、国民の声を聴いてください。

2009/6/04  節約の心
 街では家庭の主婦が少しでも安いものをと、スーパーめぐりをしています。
若い人は外食は高くつくからと、弁当を持参するようになりました。
中小企業の社長さんは少しでも金利の安い借入先を足を棒のようにして探しています。
そんなときに、議論するものが無く開店休業の国会、1日1から2億もかけて開会、
都議選と衆議院選を同日投票にすれば100億以上節約になります。
麻生総理には、庶民には不可欠の節約の心が無いのか。

2009/5/28  党首討論
 圧倒的に鳩山さんの方が論戦勝ちです。
未来の理想とする社会を語り、今がそれとどれほどかけ離れているかを、
そしてその原因を指摘し、今後の民主党政権がやらなければならないこと、
それは、巨額の無駄使いをとめることだと諄々と語ったのです。
政権を交代する必要性は、古今東西いつでも、既存の政権には巨額の無駄使いを止められなくなったからです。
 それに対して麻生さんは、西松事件についてのみ関心があるようで、しつこいぐらいに批判をしていました。
しかしこの事件は裁判中なのです。真実は裁判を経て明らかになります。まるで有罪が確定したかのような
言いぶりは、不自然で悪意を感じます。
 かってアメリカにはFBI長官フーバーが跋扈し、アメリカ政治を壟断していました。
まるでフーバー対ルソーの論戦ともいえます。
しかし日本ではフーバーを認めてはいけません。

2009/5/22  権力には謙虚さが必要です
 麻生総理が民主党の代表選挙を称して、民意とねじれているとかコメントしたようですが、民意とねじれているのは
支持率20%の総理が居座っている状態そのものです。他人のことを言う前にご自分のことを是正すべきです。
 桝添厚生労働大臣、今回の新型インフルエンザ国内蔓延を防ぐことができなかった責任者は、あなたです。
あの大げさな水際作戦をおこない、地方自治体を振り回し、挙句の果てに「防げなかった」では無責任です。
しかも麻生総理を前面に全国紙での政府広報、まるでインフルエンザ対策までも
衆議院選挙の選挙運動にするのですか。
 権力を持っている人にとって最も自戒しなければならないことは、
謙虚さです。謙虚でなければ、見なければならないことも
見えなくなり、入らなければならない情報も入らなくなるからです。誤った決定をしがちになることの諌めです。

2009/5/19  再び「友愛」 フランス革命なのです
 時の圧制に立ち上がったフランス市民は、ラ。マルセーイユを歌い三色旗を掲げ、自由、平等、そして友愛を
勝ち取ったのです。巨額の無駄使いと、機能しなくなった政府を眼のあたりにして、日本国民がどのような選択を
するのか、世界中が注目しています。はたして市民革命を経験することなく、GHQによって民主主義を与えられた
日本国が、真の自由と平等と博愛を勝ち取ることが出来るのか。
市民革命を経験していない国々は、日本の近代化をお手本にしてきたのです。

2009/5/17  「友愛」 ルソーのエミールです
 友愛を政治理念とする鳩山さんが新代表に、ともすると友愛は甘い概念だと批判する人がいるが、それは違う。
近代民主主義の理念を広めたのはフランスの教育者ルソーです。ルソーはその教育論の中で、自由と平等、そして
友愛(博愛)を民主主義の基本概念としたのです。自由は新自由主義の跋扈で世界中を不況の中に落としてしまいました。
平等を標榜した共産主義は、国民を混乱の中に巻き込みました。
双方とも必要ですが、それだけではだめなのです。お互いを尊重し大切に思う心、つまり博愛の精神が必要なのです。
今わが国は政治的混乱の中にあります。だからこそ鳩山新代表の下で友愛を再認識する必要があったのです。
歴史的な必然性を感じます。

2009/5/12  小沢代表辞職
 とうとう辞職を決断しました。さぞかし悔しいでしょう。この数週間ふれあいトークで、
私が説明したことに、納得してくれた支持者が増える傾向にありました。「選挙は厳しくなりましたが、
小沢代表の下で戦いましょう、仕掛けられたことを跳ね返すだけの結束力と、忍耐力を見せましょう」
そういう人たちが増えつつありました。それだけに残念です。
 新しい代表を選び、選挙態勢を再構築しなければなりません。
代表選挙こそ衆議員選挙の最大のキャンペーンです。今こそ国民に民主党を見てもらおうではありませんか。

2009/5/09  ひどすぎる補正予算
 これでもかと言うほど、かき集めて14兆円以上の規模に無理やり仕立て上げた補正予算
これでは、自動車会社とマンション業者の在庫整理に手助けをして、さらに40以上の基金造成
に4兆円を張り込むのは、霞ヶ関の天下り先を増やすだけです。
 補正予算は当該年度の緊急止むを得ない支出を計上するものです。
財務省はちゃんと査定したのですか。将来の消費税増税の鼻薬をかがされたのですか。
この補正予算、理念も理想も無い予算案です。
その財源がほとんど国債です。出来の悪い補正予算案です。
いったいどれだけの雇用拡大効果があり、失業を抑止できるのか。産業連関でどれだけの
波及効果が期待できるのか。国債の大増発で国債金利は上昇しないのか、それ以上に
国債の消化が出来るのか。そして最大の課題は「将来の国債償還財源は、消費税なのか」。
このまま認められれば、輸出関連大企業は助けられても
市中金利は上昇するので、中小企業は困窮化します。将来の増税路線は必然化しますので
個人消費の抑制になります。天下りは増大し、役人ひいては政府への批判は増大します。
 国会論議は納得いくまでやってください。
2009/4/29  1000人とのふれあいトーク
 30会場で延べ1000人以上の人とのふれあいトーク、終了しました。
昨年より大幅に参加者が増えました。1会場30人以上の参加、しかも
政治に極めて高い関心を持っておられる方々、国会での質疑応答より緊張しました。
西松建設問題、年金、医療、介護、雇用などの問題をじっくり話し合うことが出来ました。
私からは、日本はこの数年で格差拡大を生じ、結果、中間層が減少したこと、
ここにいたる原因とその社会的意味などを議論できました。
株主優遇策を規定した会社法と40%の派遣労働者を生み出した派遣労働法が格差拡大の主因です。
先ず両方の再改正が必要です。

2009/4/24  公益法人とはなにか
漢字検定協会の問題が報じられているが、なぜ今までチェックできなかったのかを問うべきです。
文部省の天下りが無いのか、政治家との関係は、関係企業を通じて政治献金をしていたのでは。
公益法人はボランティアに近い組織です。だから税の減額免除をしているのです。
役員報酬が高額などは、公益法人の適格性を失ったのです。公益法人資格を解除して、私企業として
活動してもらうべきです。私企業ならいくら儲けても、役員報酬が高くても結構です。
しかも税金がちゃんと入りますから国にもプラスです。
しかし公益法人といえども収益事業には、税金がかかります。
税務署は、中小企業の税務調査を細かくするより公益法人の収益事業に注目しては。

2009/4/21  2004年の年金未納問題をおもいだします
みのもんた氏がテレビでまたまた小沢一郎辞任問題を報じていましたが、4年前菅直人年金未納問題で
激しく辞任追及をしていました。菅直人が辞職会見をして1週間後、社会保険庁と厚生省の年金担当者が、
「年金未納は誤りであった、口座振替されていたのを返却していたことが明らかになりました」と謝罪にやってきました。
菅直人はすぐさま記者会見しましたが、そのことの報道されることはなかった。
その後小泉総理をはじめ続々と年金未納者が明らかになるが、ほとんどメディアの報道対象とはならなくなる。
この一連の報道が自民党や政府を如何に助けたことか。
本来、権力を批判しなければならないジャーナリズムが権力に利用されるようでは、
この国の公平な政治体制を作るのは、簡単ではありません。
2004年年金未納問題を振り返って、特集をされてはいかがでしょう。
公平普遍不党をうたうメディアですが、本来そんなことは不可能なのかもしれません。
それならば、アメリカのメディアのように、選挙の際に「OO社はA党を支持します」と堂々と社説を掲げて報道するほうが明瞭かもしれません。

2009/4/17  どうして都議選と一緒にやれないの
東京都議会選挙と衆議員選挙はまったく別な選挙です。衆議員選挙と1ヶ月以上は離すべきとの公明党の論理が分かりません。むしろ税金の節約を考えたら、一緒にやるほうがはるかに効率的です。補欠選挙は近接の地方選挙と一緒にやるのではありませんか。
2009/4/12  東京でのセミナー終了 有難うございました
毎年開いている東京セミナー、今年は選挙直前で準備に時間をかけられないこともあり
昼、セミナーだけの開催としました。寺島実郎さんの公演に私との対談を組み合わせたものです。
いつもながら寺島氏の切り口は鋭い。
とくに「車、石油、情報に圧倒的な力を示していたアメリカが、いずれの分野でもその影響力を減退させてきた。」
巨大で中央コントロールのシステムの時代から、
活力あふれるまとまりの良さ、循環型エネルギー、そして身近な人間味あふれる情報、
そんな世界にシフトしている観を深くした。
そんな時代にフィットする政治システムつくれた国が、次の時代をリードできる。

2009/4/06  外交は冷静さを失ったほうが負けます
一連の北朝鮮の長距離弾道ミサイルに関し、日本の対応振りは冷静さを失っているのでは と危惧します。
もっとも国民の支持を回復しようとする為政者は、国民の目を外国に向け、
愛国心を刺激するものです。
国民もメディアもその典型的な手法に乗せられていませんか。
このミサイル、日本の領空を侵犯したのか?どうやら100キロ以上ですから領空侵犯とはいえません。
人工衛星とする北朝鮮の主張を覆す証拠はありません。
したがって国連憲章違反で非難決議させるのは、容易ではありません。
打ち上げに失敗した人工衛星は、過去に日本でもあまたあります。
ところでガメラレーダーが飛翔体を捉えたとき、探知員の第一報は「飛翔体の発射を探知」と報告されたのか、
それとも「飛翔体の航跡を探知」と報告したのか興味あります。
レーダー員の報告様式は後者ではありませんか。
それが入れ違ったのは、麻生総理以下関係者が”発射”を待ち望んでいたからでしょう。
人為的操作ミスの典型例です。
さらに市町村への緊急連絡の方式も議論されていたが、
一番早いのは防衛省のホームページに状況を逐一書き込むことでしょう。
こんなこと小学生でも分かってます。
小学生が知らないのは、朝鮮戦争以来中国と北朝鮮は攻守同盟を結んでいることです。

2009/4/03  麻生外交は大丈夫か
国内政治でなかなか支持率が上がらないので、もっぱら外交に精を出していますが
外交は国内基盤が強くなければ、結局失敗します。国内政治の失敗は取り戻せますが
外交の失敗は、取り戻せません。国連安保理での北朝鮮のミサイル非難決議も、中国、ロシアが
同意しなければできません、G20が開催される前に不用意な発言で、ヨーロッパを怒らせてしまいました。
なにせ500兆円の景気刺激策とは世界の総GDPの10%です。そんなこと不可能に思えますが。
サミット、サミットと麻生総理は期待を込めているようですが、経済対策には20カ国会議を
しなければママなら無くなりました。それでもいいかげんな数字の論議で終わるのですから、
地道な議論をするために、OECDや国連の機関で恒常的に経済回復策を検討するほうが良い。

2009/4/01  民主党国対頑張れ
麻生総理は、補正予算に抵抗すれば解散すると記者会見したようだ。
民主党執行部なかでも国対方針が注目される。
麻生総理は、この大変なときよもや民主党は、補正予算違に反対ではなかろうな、と言ってるのだ。
しかし民主党は解散総選挙を求めている、つまりあんたは総理にふさわしくない、
したがってあんたの提案する予算案も、あんたが予算を執行しようとするのも反対だ、
それが民主党の立場ではありませんか。なら麻生総理の提案する補正予算に徹底的に
反対すべきです。あなたは総理にふさわしくないと主張してきたのですから。
その上で民主党に景気対策を委ねてくださいと国民に訴えるのが筋です。
西松建設問題で民主党国対は、自民党に弱腰なったように見えます。
しかし今こそ筋を貫くべきときです、頑張ってください
2009/3/29  ふれあいトーク続く
延べべ30回にわたるふれあいトークを続けています。
地域の人々の昨今の政治に関する意見交換です。
厳しい意見もあれば、心温まる励ましもあります。
何を国会へもって行かなければならないのか、何に 納得していただかなければならないのか。
そうして政治家こうして鍛えられるのだと感ずる ふれあいトークです。代表的意見です。
「小沢一郎秘書逮捕劇には理不尽さを感じますが、政権交代のための選挙は、厳しくなりました。
しかし私たちは、民主党が結束してことに当たってる姿を見たいのです。」
2009/3/24  WBC日本優勝おめでとう
劇的な幕切れ、野球と言うのは本当に面白い。
2009/3/20  公平でなければ
ある自民党元大臣が「予算を作っている与党議員よりも、野党議員に献金が多いのはけしからん」と 発言した。
権限がある与党に献金するのが当然だと言うことでしょうか。
これでは職務権限をたてに 政治資金を集めていることを、白状したのでは。
企業献金廃止の自民党反応も異常ではありませんか。
法律は万人に公平でなければなりません。
特に政治や選挙においては。政権与党に献金が多く集る仕組みは、 公平とはいえないでしょう。
だからこそ検察は、いままでは与党の巨悪を許さなかったのでしょう。
2009/3/16  3月3日の政治的意味
政府与党自民党公明党は、検察の捜査が政治的に公平中立に行われていると力説しているが、はたしてそうか。
2月27日は政府予算案が衆議院を通った日なのだ。28日は土曜日、3月1日は日曜日、2日は月曜日だが3日は火曜日、翌日 4日は定額給付金を含む2008年補正予算の再議決の日、いわば自民党の反麻生派にとって小泉元総理を旗頭として反旗の日だったのだ。
しかし4日の朝刊も、5日の朝刊も小沢一郎秘書逮捕で埋め尽くされた。反麻生の機運は一気にしぼんだのだ。
麻生政権にとって予算を成立させ、マスコミを総動員して小泉反旗を消し去ったまことにベストタイミングの日なのだ。
これでは検察は政治的に中立だといえるのか。
いわんや6ヶ月以内に選挙が明らかな候補者である石川衆議院議員の事情聴取は、マスコミに筒抜け。 風邪で病院にいっても相手側から重病説が流されるのが、選挙。石川君の影響は避けられない。
この石川衆議員の対立相手が麻生総理のお友達、中川昭一前大臣。メロメロ会見で選挙戦が厳しくなったと言われたお友達。
これで本当に漆間官房副長官の言うように、自民党に捜査が及ばないとしたら恐ろしいことです。
2009/3/14  任期切れまで6ヶ月を切れました
結局麻生さんでは解散総選挙を決断できないのです。
政治権力の最大のものは、解散権です。それを自ら封じるのですから、それこそ野党にとっては好事です。
これから月日を重ねるごとに麻生総理の権力は減退するのです。
野党は、任期切れ総選挙に追い込むべきです。
2009/3/11  漆間官房副長官の秘書官は国民に奉仕しているか?
漆間官房副長官が国家公務員であるかは議論の余地はあるが、しかし身分上は紛れも無い国家公務員であろう。 しからば公平公正な立場を、曲がりなりにも堅持しなければならない。それが一党一派に組する言動を行っているのは 理解できない。
さらに問題なのは、彼に派遣された秘書官は政治任用でもなんでもない。その秘書官たちが漆間発言に 同調していることである。国家公務員は国民のために奉仕するのであって、特定の政治家のために奉仕するのではない。
ここに現在検討されている公務員制度改革の危うさがある。任用から昇進、退職後の天下りまでいわば首根っこを押さえられた 官僚が、政党や政治家の影響力を排除し、国民のため公平公正な立場を貫くことはできない。 焼け太りを企図した一部の官僚と政治家の悪知恵に乗ると、漆間官房副長官とその秘書官のような官僚ばかりになると言う見本です。
2009/2/19  麻生さんあんたにはその資格が無い、小泉元首相の真意
 「衆議院で3分の2の議席を勝ち取ったのは、麻生さんあんたじゃなくて俺なんだ。
衆参異なる議決の際、衆議院の再議決で3分の2を行使できるのは、俺叉は俺の後継者だけだ。
あんたは、俺の後継者とは認めがたい。」
小泉元総理はそういいたいのでしょう。もともとなまじっか衆議院の3分の2を持っているために、 正常な衆参協議会が機能しなくなってしまった。アメリカでさえ上院下院が異なる議決をしたため、両院で 協議をし景気対策の最終案を決めたのです。これは普通のことであって、だれもねじれ国会などと嘆じていません。 これからも2院政である限り、両院で協議して成案を作っていくルールが必要です。政党や総理の面子ではなく 国民のため協議してもらいたいものです。この件では小泉さんが正論でしょう。
さて自民党の方々、ひとりひとり決断が迫られています。政治家とは「予測をし」、「決断をする」職業です。 その決断が過てば「責任を取る」職業です。
中川前財務大臣は”麻生政権は、補正予算をなせば支持率が上がる、 したがって解散を先延ばしする”との予測と決断を誤ったのです。その結果が責任を取らされたのです。
2009/2/18  番記者制度の弊害
何故あれだけの酩酊状態の記者会見を許したのか。 まっとうな記者なら中川財務大臣にクレームをつけて、即刻会見を中止するべきだった。 それができなかったのは、番記者制度で記者と政治家とが癒着状態に陥ったからではないか。 番記者制度は日本だけの慣行。政治家とびったりになれば、本当の姿の報道ができなくなると言う弊害が出ました。 この番記者制度は見直してはどうか。だいたい優秀な政治記者を特定の政治家に貼り付けることは、人材の損失です。
2009/2/17  これでは政治の不信です
漢字が読めるかどうか、変人奇人の類かどうか、そして深酒したかどうか、立派な政治家がこんなことを議論してるようでは 子供にも笑われます。
いやこんなお粗末な話題を呈していることこそ、深刻です。そしてそれが株価の低迷を招いているのです。
2009/2/12  権力の潤滑油の出番ですか
郵政民営化での麻生総理の答弁振り、自らの権力基盤を否定することとなった。3分の2の与党をかたち作ることが できたのは、郵政民営化を問うた総選挙の結果である。それを「本当は賛成ではなかった」と答弁するのは、通らない。 しかも閣議で署名を拒否して、自ら閣内から去った人もいる中で、御本人は署名したのである。 自民党のなかもパニック状態です。
ところで文芸春秋2月号、各派閥の不満を抑えるため、昨年12月官房機密費(権力の潤滑油と呼ばれている)を河村建夫官房長官が自民党各派の領袖に配分して歩いたとの 記事。
(領袖たちへの電話で必ず言い添えた殺し文句がある。「手間を取らせませんが、官房長官を挨拶に伺わせますから、時間を作ってやってください」。 この状況で首相が官房長官を差し向けるの用向きはただひとつ官房機密費のお裾分けだった。、、、、、、、「派閥の規模によっても違うが最低でも1千万円」  文芸春秋記事より)
これが事実なら税金で自民党派閥対策を行って、延命工作をしたことになる。 文春といえば、かの田中角栄研究で、ときの総理を退陣に追い込んだ 雑誌です。
でたらめなら名誉毀損でしょう。本当なら内閣退陣です。どうなってるのでしょうか。
もっとも今回の郵政発言では、側近さえ批判しているので、またまた権力の潤滑油の出番なのか。
田中真紀子さん、代表質問でこの問題やるのかなと期待していたのですが。
2009/2/9  権力維持装置としての公益法人 いよいよ本論に入りました
予算委員会で公益法人の”渡り”について前原議員が突っ込んでいました。 実は公益法人こそ自民党政治の権力維持装置なのです。たとへばトラック協会、トラック業者が集った社団法人です。 全国の法人は旧運輸省の天下り先です。各県の法人は地方運輸局や都道府県の天下り先です。ここにガソリン税の一部が 流れる仕組みをかって自民党が作りました。自民党は、以降この公益法人を通じて選挙の際、傘下のトラック業者に自民党の応援を させることになるのです。自民党が補助金制度を作り、役所が天下り先を確保し、見返りに選挙の応援をさせる、場合によっては 参議院比例区の候補者を抱えさせるのです。公益法人こそ政官業癒着の税金の無駄使いの本丸なのです。 本当は社団の構成員の政治的信条は、それぞれです。トラックを借り上げる消費者も政治的にはそれぞれです。 トラック会社にとって、ガソリンの暫定税率廃止も、高速道路無料化も歓迎されるべきですが、トラック協会は反対の姿勢でした。 ほとんどの医者は後期高齢者医療制度に反対していますが、日本医師会は賛成です。 つまり一旦、社団になれば、天下り財源も含め多額の税金が投入され、自動的に自民党支持母体に組み込まれるという巧妙な仕組みなのです。 6900の公益法人があらゆる業種会社を傘下に納めて、選挙戦に動くのです。これこそ不敗の構です。 最近民主党有利の報道がされますが、この公益法人活用の自民党流手法に勝つのは容易ではありません。 公益法人が本当に役立っているのか、特定の政治勢力と癒着関係になっていないのか検証しなければ、真の無駄使いの是正ができません。
2009/2/5  戦後改革における見識
マッカーサーの占領軍の下、戦後改革はあらゆる分野において行われた。 財閥解体などが有名だが、内務省解体による中央集権から地方分権へ、シャープ税制への移行、地主層の解体を 狙いとした農地解放などなど。
当時マッカーサーはアメリカ国内から若手の俊秀を呼び集め、理想の民主主義国家を目指して各種の制度改革を成し遂げていった。
この制度改革無しには、戦後の驚異的な復興発展は考えられない。職業安定法もまた戦前の”たこべや”を運営したのに代表される 「労働ボス」の排除を目的とした法律であった。その起案者は「世界中でもっとも民主主義的な労働法だ」と自信を持っていた。 その骨格は、登録型派遣労働を禁ずることにあったのだ。しかるに日本政府は、法のもっとも狙いとするところをいとも簡単に 変えてしまった。それが1999年に派遣労働者法によって製造業への登録型派遣の解禁であった。これでは戦前の前近代的な 搾取的で不安定な労働形態への逆戻りである。当時のGHQ担当官の最も戒めるところであったのだ。
最近この種の歴史観も無いまま十分検討考慮することなく、声の大きなほうに安易に流される”改革案”と称されるものが横行している。 法制度とは恐ろしいものです。いったん出来上がると、躊躇無く法律に違反していないと言うことだけで堂々と行使されるのですから。
今話題の国家公務委員制度改革も、一部の公務員の不祥事を理由に十分な議論無しに行われようとしている。 公務員制度の基本は、戦前の天皇のための官僚と称して、一部の階層のための公務員だったことの反省に立ち、 国民のために公平公正で不偏不党な公務員制度を作ることにあったのです。 内閣は与党である政党が作るのです。ともすると不偏不党を超えて国家公務員を内閣のためと称して、与党のために 働かせようとする傾向になりがちなのです。当然両者の思惑は対立します。だからこそ第三者機関が必要だったのです。 公務員制度の議論でもっとも危険なことは、公務員を誰のために働かせるのかと言う本音の論点が隠されていると言うことです。
どうやら現代の国家のリーダーは、60年前のGHQの若き青い眼をした官僚の理想とその勉強振りを学びなおさねば。 ところで今週のサンデープロジェクトは、登録型派遣労働の解禁について詳細なレポートをしていた。 今私たちの国作りに必要なことは、健全で見識あるジャーナリズムであり、評論であると痛感した。
2009/1/30  人事院制度を否定するのか
政府は人事行政管理局なるものをつくり、人事院の大方の権限を移す意向のようだ。
この方針は人事院は、もはや不要だと言うことなのでしょう。しかし国家公務員は政治に対し 不偏不党で無ければなりません。人事院は、政治と業界との癒着関係ができないような制度を担保するために存在している。 ですから人事院は、政府から独立する必要があったのです。 どのサラリーマンでも、昇進や退職後の就職先などの人事権を行使するものに対して弱いものです。 その人事権を自民党の利益ために使われてはたまりません。 もっともすでに局長以上の人事は、官邸の承認を得るなど長期政権ゆえに実態的には、自民党のために行使されています。 さらに究極の天下りは、指定職以上の官僚が関係団体をバックに自民党の参議員比例区に 出ることではありませんか。叉その仕組みこそが、政治と官僚と業界の癒着の 象徴になっているのです。
国家公務員制度とは、国の基本を形作るもので、戦前の反省を込めて 戦後改革の骨をなすものでした。それを特定の政党の利益のために 改悪することは、将来の禍根となります。
2009/1/28  自民公明は与党になることをあきらめたのか
どうやら与党は次の選挙で与党になることをあきらめた様だ。
衆議院と参議院が異なる意志を決定したとき 、両院の意志の調整の場はこの両院協議会しかない。ねじれ国会を機能再生しようとすれば、この両院協議会を どのように運営、議論をして結論をうるかその試金石だったのだ。自民、公明党は次期衆議院選挙で 過半数を得ても3分の2を得ることは不可能だから、政権を運営するには、この両院協議会こそ 主舞台になる。現実に、細川政権の時の選挙制度改正では、そのとうりになった(私は当時 最も若い協議会委員でした)。2兆円のバラまきを修正して、本来の国民の納得する使い方に変更する協議の場を 自ら捨て去ってしまった。同時に、二院政のねじれを調整する国会の運営ルールを、自ら否定してしまった瞬間でもあった。
2009/1/24  開発援助政策は日本の得意分野です
アメリカの新国務長官ヒラリーは、国際協調と開発援助をアメリカ外交の柱にすえると 宣言した。ブッシュ外交からの一大転換である。 いずれも日本外交がこれまで志向してきたことである。 それが小泉政権下,アメリカ一国追随政策の下で、自衛隊を出せるかどうかの 議論でゆがめられた。
アメリカの開発援助政策と言っても、中東等の開発途上国はアメリカに対する不信感が きわめて強い。そればかりでなく、財政難で開発援助資金が極めて不足しているはず。
日本はアメリカとの信頼関係を強めるためにも、協力して開発援助を行うことが重要になってくる。 日本には戦後からの復興と言うノーハウがある。
保健所を作って医療水準の向上、交番による治安の安定、小規模な灌漑施設による 農業生産の安定、これらは他の先進国が決してできない技術援助です。
何よりも開発途上国からは、軍隊を出兵しない国との信頼感を培ってきている。
真の同盟関係は、米国の手が回らない分野に協力していくことです。
2009/1/21 私には夢がある
「わたしの4人の子供たちがいつの日か、肌の色ではなく内なる人格で評価される国 に住めるようになるという夢がある」 46年前のキング牧師の「私には夢がある」の演説である。
アメリカは建国以来最大の危機に直面している。中東戦争を拡大させたこと、アメリ カ流資本主義の暴走を招き、世界恐慌を 現出させたこと。この解決は容易ではないだろう。しかしだからこそアメリカ国民は オバマを選んだのだ。
翻ってわが国はどうか。夢があるのか、内なる人格で評価される国なのか。 間違えてはいけない。オバマはアメリカの指導者であって、アメリカの国益の具現者 なのだ。わが国は自らの国益を具現する指導者を 選ばなければならない。
石井先生、漢字のテストはやめにしましょう。寂しいではありませんか。日本国民と して。

2009/1/18 社会の安全装置
かって不況が続き失業者が街にあふれかえるとき、食べ物や宿所を提供したのは、宗 教家たちではなかったろうか。
アメリカでは今も続いているが、日本ではもはや見られなくなっているのでは。
宗教法人は税の優遇を受けているが、もちろん宗教の自由の原則で税の優遇処置があ るのだが、そのほかに社会の安全装置としての役割を担ってきたからこそ、社会がそれを認めて きた土壌があったのでは。
失業者はかっては農村に故郷に戻ったものです。農村は少なくとも食料を自ら調達す ることが可能な場であった。 農作業をすることができたからです。好景気で都市に労働力が足りなくなれば、農村 から出て行った。不景気になればその逆がおきた。 しかし現在では農作業の経験のあるものがほとんどいなくなった。これでは農村に戻 れない。
公的な職業訓練所として農林水産業など1次産業の技術訓練も加えるべきです。また 農家の子弟でなくても農業に従事できるように農地法の改正を行うべきです。
現在の社会の「もろさや薄っぺらさ」は、どうも最近まで機能していた宗教と農村と いう安全装置が社会的機能不全に陥ってしまったせいではないか。

2009/1/16 経済財政諮問会議は議論したのか
財務省の諮問機関、財政制度審議会がを定額給付金制度に異例の意見を提示した。
当然でしょう。
日本の叡智と目されている方々です。この給付制度を認めるようで は、もはや終わりです。
これに反し経済財政諮問会議の皆さんはどうなのでしょうか。張委員、三村委員の見 識に期待します。
この10年、予算編成には経済財政諮問会議の意見が重要視されています。こんなと きこそ大所高所からの見識を示していただきたい。

2009/1/12 内閣支持率20%以下 菅選対副委員長の失敗 
世論調査が内閣支持率の低下を報じている。すでに福田総理の支持率以下になってい る。これでは何のために総理を交代させたのか?
麻生総理は総選挙の顔ではなくなった。つまり彼では解散を打てないだろう。そうか といって、内閣総辞職して総理を交代させることも もはやできない。自民党は総裁任期まで何とか総選挙を引き延ばしすることを考えて いるのだろう。
政権基盤の弱い総理の下では、今日の国家的危機を解決することなどできません。 この事態を招いたのは、菅選対副委員長、中川財務大臣、甘利国務大臣らの選挙引 き伸ばし戦術の大失敗です。結果は国民の 利益を損ねたことになります。この罪はかなり大きいです。

2009/1/10 市長や町長の意見を聞いてください
雇用の不安 や医療体制の再整備に頭を悩ませているのが市長や町長です。2兆円の予算を補助金 として地方に配分すると言うが、 補助金を受け取るほうの意見を聴取した形跡があ りません。 市長会、政令都市会、知事会など地方4団体が黙しているのは、どうし てでしょうか。大阪府の橋下知事が一人正論を言ってるだけです。 国会は地方公聴 会や地方自治体の首長さんを参考人としてお呼びすべきです

2009/1/7 国際感覚が必要
日本の議論は国内問題に集中している。 もっと広く国際的な視野が必要だ。
サブプライム問題に端を発する不況は、アメリカ経済にもっと深く関心を もっていれば別な展開もあったかもしれない。
ガザに進攻しているイスラエル。
パレスチナ、イスラエル問題に日本が和平外交を進めるぐらいでなければならない。
なにせ中東問題は世界の火薬庫になっている。ここに火がつけば、原油の高騰が始ま り世界中のインフレが始まる。
ロシアの天然ガス供給ストップ問題も危険だ。
一方ロシア経済が急迫すれば、北方四島問題の解決の機会が来る。
世界第2位のGDP国、日本は余りにも内向きだ。
それにしても「外交とは内政基盤が確立されていなければ成功しない」とは恩師千葉一夫さんの言だ。

2009/1/1 2008年は多くの人に支えられました
29日、30日そして大晦日と商店街を訪ねました。
消費の減退で何処の商店主さんも大変でした。市会議員、道会議員の皆さんと一緒に銀行の支店長さんか らも話を聞くことができました。S道会議員はハローワークに実情調査に飛びました。
大晦日は山梨県選出のY参議院議員が応援に駆けつけてくれました。一緒に酒屋さ ん、床屋さんを訪問してくれました。大雪の中の訪問。結局その日は千歳空港は閉鎖状態となり、予 期せぬ元旦を札幌で迎えることに。
Yさん申し訳ありません、。
元旦はいつものように近所の神社参りです。天気がよく暖かかったせいか、お参りの 人がたくさん出ていました。
激励を受けました。


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