衆議院・原子力問題調査特別委員会

委員長・各党の理事等が出席して、アドバイザリー・ボード会員との意見交換が行われました。

福島第一原発事故後、憲政史上初めて国会に設置された第三者による「国会事故調」の委員長を務めた黒川清先生、委員として事務統括をサポートされた石橋哲さんらと久しぶりに再会し、意見を交わしました。

国会事故調の提言を受けて設置されたこの特別委員会ですが、民間からなるアドバイザリー・ボードが設置されていることもまた初めての試みです。

今臨時国会での初顔合わせとなった本日の意見交換では、アドバイザリー・ボードの欠員補充について要請するとともに、ボードの活用や議論の仕方については、理事会に謀りながら協議していくという方針を確認しました。

私見ですが、汚染水処理や最終処分場問題など、国際的な関心も高い問題については、専門的・技術的知見のある第三者委員会から複数の選択肢を政府や国会に提案していただきたい旨を発言しました。

黒川会長からも、汚染水流出についてはいずれ太平洋を超えてアメリカにも到達するという懸念や関心が米国内でも非常に高く、日本人だけではないアドホックな委員会をつくって汚染水を止めるためのフレームや中長期的な工程を出していくべきではないかというご発言がありましたが、まさしく同感です。